4月14日未明、地震（前震）直後：
社員の安否確認、同日中に全員の無事を確認、安全の確保を最優先するよう避難指示。併せて自宅が半壊し倒壊した家屋により親族を亡くした社員がいるとの情報を確認。

4月15日：
早朝、お客様よりお預かりしたメディアの損傷、紛失、情報漏えいなどは一切無いことを確認。オフィス内に散乱した什器備品の片づけ、通信機器等の動作を確認、余震に備えた補強対策を施し関係各所への安否を報告、業務再開準備を終える。余震が多いこともあり家族と共に安全な場所で過ごすよう社員へ帰宅指示、午後から臨時休業。安全の確保と業務混乱回避のために、18日からの業務再開を取引先各社へ報告。

4月16日未明、地震（本震）直後：
社員の安否確認、明け方までには社員全員の無事を確認。個々の判断で安全を確保、避難するよう指示。激震であったため直後に社屋確認、損壊はなかったが、ライフライン途絶により警備機能が停止、情報管理面で万全とは言えない状態と判断されたため、警備と避難をかね弊社代表が社に居残り、被災対応拠点として指揮を執り対応。

4月16日：
社員の被災状況の再確認。なるべく震源を離れ安全確保を最優先するよう指示。オフィス内は前震時以上に什器類が散乱した状態。前震被災後の余震対策でお客様からお預かりしたメディアや基幹システムなどを安全な場所へ退避させていたため、すべて無事であることを確認。被災対応拠点として社屋に代表待機。

4月17日：
社員の被災状況を確認、食糧や身を寄せる場所等の状況を把握。週明けのからの業務再開に向けた対策を検討。ライフライン一部途絶状態。関係各所より社屋へ支援物資が届き受領。被災対応拠点として社屋に代表待機。

4月18日：
避難していた社員全員が会社へ集まり個々の被災状況を報告。関係各所より励ましの連絡が多数あり、スタッフ一同で業務再開に向けた準備を開始。未明までに受付部、技術部共に無事復旧に至る。いつでもサービスを提供できる状態。

4月19日：
通常業務再開。県内からの依頼を含め受付も順次対応中。流通面に制限が生じているが、配送事業各社で徐々に解消している状況。

4月20日：
配送事業各社の制限解除、県外からの依頼も受付対応中。支援物資の輸送が最優先であるため遅延あり、弊社からの配送も混雑回避のため、お客様と相談のうえ個々に対応中。平常時の状態を取り戻しつつも激しい余震が続くため営業時間を短縮している状況。

4月27日：
流通制限もほぼ解消された状態。被災したHDDの依頼が増えてきており、一般的な障害と異なり落下や衝撃による障害が多いため、慎重な対応を余儀なくされることから業務がやや混雑している状況。依頼前に無理な通電アクセスなどの経緯がなければ、高い確率で復元に至っていることが多いのも特徴。津波の時と異なりいつでも作業ができるため、緊急性がない場合を除き、データ優先で時間をかけ低負荷処理を行っていることが高い達成率の決め手となっている。

また5月の「2016 Japan IT Week春・第18回データストレージEXPO」へも予定通り出展することに決まり、私達の力強さを結集した展示を行う予定。

現在に至る。