ノイズ抑制、音声強調ソフトウェアソリューション
最先端のフィルタリングアルゴリズムと音声強調ツールを
ひとつの製品にまとめ上げた、プロフェッショナル向けの
ノイズ抑制、音声強調ソフトウェアソリューション
Sound Cleaner は、あらゆる音声、動画に含まれる音声ノイズの除去、およびオーディオ品質と音声の明瞭度の改善を目的としたプロフェッショナルツールです。録音した音声の聞き取りにくい部分の明瞭化、人混みや道路など街中の騒音、エンジンやモーターなどの周期的な音、電気的なノイズなどを簡単に除去でき、さまざまな音にかき消されて聞き取れない音声を特定できます。
フォレンジック分野に
音声強調とフィルタリングは、法執行機関ならびに民間の調査業務においてスマートフォンやドライブレコーダーなどの撮影動画やICレコーダーの音声による証拠を取り扱う際には必須のものです。
干渉を排除して音声を明瞭化する必要がある場合や、より良い分析のためにバックグラウンドノイズを強調したい場合でも、Sound Cleanerは最適なフォレンジックツールとして役立ちます。
放送業界に
現場のライブ音声を録音する際には、さまざまな要素がサウンドプロデューサーをどうしても困らせることになります。暴風やデモ隊のシュプレヒコール、工事騒音などがインタビューを台無しにしてしまうことは珍しくありません。Sound Cleanerを使用すれば風切り音や叫び声を一掃し、本当に伝えたいことをTV・ラジオの視聴者に届けることが可能になります。
記録音源の復元に
Sound Cleanerの革新的なアルゴリズムが、古いアナログレコード盤やテープの録音にみられるパチバチ音、サー音、ブーン音を取り除き最高のサウンドを引き出します。ブルースの名盤でも大昔の聖歌合唱でも、Sound Cleaner があれば貴重な音源をノイズから解き放ち、過去から伝わる声やメロディーを復元することができます。
スタジオ業務に
スタジオでの録音ほど精巧なものありません。例えばプロフェッショナル機材を用いて新しい音を生み出そうという場合でも、未来的なエフェクトを作る場合でも、そしてただ聴く場合でも「ON」スイッチに触れるところで問題は起こります。望まれないハムノイズをSound Cleanerで取り除けば、一緒にハミングしたくなるような良い音に仕上がります。
信号処理機能
- ノーマライズ
音質(周波数特性や歪みなど)を変えず最大レベルを調整 - クリッピング
音声全体の出力レベルを制限し高速で大きな音を減衰 - 再サンプリング
ソース信号のサンプル速度を変更 - テンポ補正
音色を変えることなく音を減速または加速 - 波形反転
オシログラム、ピッチおよび電力信号の信号波形を反転 - DСオフセット抑制
信号サンプルの算術平均を計算して定数成分を除去 - ミキシング
適切な数の主音声/副音声信号作成と得られた結果の録音 - FFTスペクトログラム
複雑な音の聴覚的特徴を波形ウィンドウに表示 - 3DFFT設定
スペクトログラム作業に伴う高度な設定
レポート作成機能
分析した結果を報告するために、処理中に取得したデータに基づくレポートを作成することができます。このレポートには、ケース名、担当名、作成日時、組織情報、オーディオファイル、適用したフィルタとその設定値、ソースおよび処理した信号とそのスペクトル画像、テキストコメントなどの情報が含まれます。
プロジェクト作成機能
ファイルをプロジェクトとして保存することで、フィルタリングシーケンス、テキストトランスクリプト、処理履歴を維持したまま繰り返し分析ができます。
テキストトランスクリプション機能
音声とテキストを比較したオーディオファイルのトランスクリプトを作成できます。音声データの再生に合わせてユーザーが入力したテキストをハイライトすることもできます。
履歴機能
処理中に実行したすべての操作を表示でき、最後に適用した処理操作は履歴リストでハイライトされ、変更の取り消しや特定のステップまで戻ることができます。
あらゆるファイル音源をサポート
オーディオ形式
オーディオトラック
VST3をサポート
Adobe Audition、Sound Forge、WaveLabなどのサウンドエディタ向けに、Sound CleanerをVSTプラグインとして接続できます。
- 1信号波形を表示するデータエリア
- 2再生コントロールパネル
- 3フィルトーションスキームパネル
(フィルタ/プリセット/ヒストリータブ)
- 4ナビゲーションスキーム
(フィルタのアイコンで表示) - 5コンプリートスキーム
(フィルタのダイアログで表示)
高性能なフィルタリング機能を手軽に操作
Sound Cleanerには、音声信号の全体、または音声信号のフラグメント部分を処理するためのさまざまなノイズ除去フィルタが実装されており、ソフトウェア画面のコンプリートスキームエリアに選択したフィルタがダイアログで表示されます。
-
アンプリファイア
信号レベルの増幅 -
ブロードバンドノイズフィルタ
広帯域、狭帯域トーンフィルトレーション -
携帯電話機ノイズフィルタ
RFノイズによる歪みの抑制 -
クリックサプレッサー
インパルスノイズを抑制 -
クリップレストアラー
クリッピング音の明瞭化 -
DTMFサプレッサー
電話発信信号によるマスクを抑制 -
ダイナミックレンジコントロール
強い音を抑制し弱い音を増幅 -
イコライザ
信号周波数を補正 -
インバースフィルタ
強い周期性ノイズを抑制 -
リバーブサプレッサー
残響の抑制 -
STCオートフィルタ
広帯域、狭帯域トーンノイズの自動フィルタ -
トーンサプレッサー
狭帯域の干渉とトーンインパルスの抑制 -
リファレンスノイズキャンセラー
リファレンス音源を使ったノイズ抑制 -
リファレンスノイズサプレッサー
信号の相関が弱い場合の歪み抑制
非同期リファレンスチャネルを使った
ステレオフィルトレーション
Sound Cleanerの最大の特徴である非同期フィルタリングは、たとえばマイクを通じた単一チャネルの録音に音楽などのノイズにより歪んだ音声信号が含まれる場合などに適用できます。ノイズが既知の音楽やその他の媒体である場合、CD、ハードディスクなどの外部ソースから入手してリファレンスチャネルにロードします。
メインチャネルソース信号とリファレンスチャネル信号のフラグメント開始と終了を同期させ、それぞれのフラグメントが正しく整合されたら、この結果をステレオファイルに保存します。あとはリファレンスノイズキャンセラーまたは、リファレンスノイズサプレッサーを使ってノイズを除去するだけです。
リアルタイムノイズ除去 /音声レコーディングデバイス
場所を選ばず直感的かつ簡単に使用できる
ノイズ抑制技術の最高水準に合致したポータブルデバイス
ANFⅡとは
リアルタイムの音声フィルタリングとメモリーカードへのデータ録音が可能で、WEBインターフェイスを通じて遠隔操作および設定にも対応します。ANF II は、場所を選ばず直感的かつ簡単に使用できるノイズ抑制技術の最高水準に合致したデバイスです。
デバイスの特徴
- どのような環境でも持ち運んでの利用が可能
- LCDスクリーン搭載で簡単かつ直感的な操作が可能
- 外部ソース、音声ファイルの再生が可能
- アダプティブノイズ抑制フィルターにより結果が即時に得られ、最適な設定の手動選択補助が可能
- 典型的な音声データ収集環境での運用に適した7種のプリセットを搭載
- USBケーブルでコンピュータと接続して操作が可能
- WEBブラウザから遠隔で操作が可能
- PINコードによる不正アクセスの保護が可能
- デバイスプロパティ、ログの確認が可能
主な機能
- リアルタイムおよび繰延処理でのノイズ低減機能
- 8つの内蔵フィルターによる高品質なノイズ低減機能
- 音声録音のエキスパート処理機能
フォレンジック・オーディオワークステーション
法執行機関、研究所、フォレンジック、航空事故調査などの
音声分析のプロフェッショナル用に設計された
ソフトウェアおよびハードウェアソリューション
SIS with EdiTracker plug-in, Caesar, Sound Cleaner
SISは、IKAR Labのコアとなるソフトウェアです。音声信号の分析ならびに、音素セグメンテーションや文字起こしを含む音声の可視化における強力な機能を備え、音声識別および音声録音認証のためのモジュールを実装しています。SISは、話者の比較に最適な独自の強力なツールを提供します。
最新の音声バイオメトリックアルゴリズムと人間がサポートする分析モジュールの組み合わせで類似の単語、音、ピッチパターンの検索、ピッチフォルマントの照合、数値化した結果の生成といった時間のかかる音源同定を自動化でき、分析の効率性を大幅に向上させることができます。
EdiTracker
EdiTrackerは、音声の信憑性についての査定を目的としたSISのプラグインソフトウェアです。改変や編集または加工された音源を見つけ出す能力を拡張し、録音音声の断片中にある疑わしい部分を自動的に検索や分析し、録音機材の技術仕様に関連した計算を行います。
STC-H246
STC-H246は、音声信号のアナログ/デジタルおよびデジタル/アナログ変換用に設計されたサウンドデバイスで、USBでパソコンに接続し専用ソフトウェアで使用します。
Caesar-R
Caesar-Rは、高速で効率的な文字起こしソフトウェアであり会議、交渉、講義、インタビュー、その他のイベントの文書化と記録生成に最適です。事前録音された音声の文字化だけでなく、リアルタイムでの音声文書化も可能にします。
Speech Technology Center (STC) は、音声技術およびマルチモーダル生体認証における
国際的リーダーで、25年以上に渡る研究開発ならびに実装の経験を持っています。
STCは、高品質な録音、音声と映像の処理と分析、音声合成と認識、ならびに
高精度なリアルタイム音声、顔の生体認証ソリューションの分野において、
革新的なシステムを提供し世界を牽引しています。