フォレンジック
サービス FORENSIC SERVICE

コンピュータやスマートフォンなどのデバイス深部を調査して、どのような操作が行われていたのかを推察したり、証拠を特定したりする解析作業です。

営業機密の持ち出しや情報漏えい、社内不正や横領、意図的な改ざんや削除、勤怠や労務状態、いじめやハラスメント、サイバー攻撃や不正アクセスの原因、通話履歴やインターネット閲覧履歴、チャットやメール、不鮮明な映像や不明瞭な音声の調査、遺品や失踪者の捜索などが主に挙げられます。

データ復旧は削除したデータや、障害を起こしたメディアからデータを復旧することを目的としておりデータが再利用できないと意味がありません。フォレンジックは調査対象機器の操作履歴やログの可視化、証拠の特定、調査レポート作成、調査過程を一貫する記録と改ざん無きことの証明を含めた調査を目的としており、仮にデータが破損していてもそれらが存在していたことが証明できれば証拠として扱うこともできます。

デジタル情報は容易に変更、改ざんが可能なため、その疑い無きことを調査の過程から証明できない限り状況により証拠として不十分となります。このこともありデータ復旧サービスからフォレンジックサービスへのプラン変更も固くお断りしています。

電磁的記録情報が証拠になる場合、端末機器の操作履歴と人物の関連性を特定したい場合、犯罪や不正の動機、過失割合や裁判の争点となった場合、デジタル機器が遺産、遺言となった場合など争いが生じやすい時が挙げられます。

法廷で利用する場合は法律の専門家に調査結果をお渡しください。調査結果はご自身や他人の資産を脅かしたり人生を左右したりし、事業などの存続に関わることもあり得るため取り扱いには十分な配慮が必要です。

まずフォレンジックでどのような証拠を調査すべきなのかを弁護士など法律の専門家にご相談ください。そのうえで目的に合わせた調査をご案内いたします。

ソフトを実行しただけなら、その日時や操作を把握したうえ調査記録を取りますが、調査対象内にデータを復元した場合は結果に影響が出ることがあります。ご意向に添えない内容でも、それが調査の結果となりますので費用は発生します。

各サービスのページ記載の「保全準備費」、「基本技術料」、「各種調査費」の合算での請求となります。調査要望も多種多様なことから、ヒアリングで該当する「各種調査費」を選択していただき費用として加算していきます。

ヒアリング後に調査対象機器をお預かりし、ご要望の調査に基づきお見積りを提示いたします。ご発注を確認後に調査を開始し、調査が終わり次第ご連絡をいたします。調査結果や報告書のドラフトを確認いただき問題がなければ正式に納品いたします。

機器や端末の状態や解析内容によりますが、フォレンジック作業に2～3週間ほど、調査内容のまとめと報告書作成に2週間ほどお時間をいただいております。

証拠保全については緊急性が高い場合、対象システムが停止できない場合や持ち出せない場合などにオンサイトに対応しています。フォレンジックは調査に時間を要すためお断りしています。

潜在的なインシデントに備え、証拠保全からフォレンジックにいつでも応じる年間の契約プランを用意しています。契約期間中に事案が発生しない場合でもセキュリティ面でのアドバイザリや教育でフォローしており内製化も支援いたします。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。